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コロナ感染の職種別リスクからわかること

日本におけるコロナ感染症の職業別の統計をとられた先生がみえまして、少しそれをシェアさせてもらいました。

あくまでも現時点で感染が公表されている数だけの統計ですので、潜在患者さんの数を合わせると一概にこうはなりませんが、面白いことがわかります。


ニュースで騒がれているので、医療従事者や、お医者さんや看護師さんがものすごい数の罹患をしているとおもったら、実はそうでもなく。

圧倒的に多いのはサラリーマンの方なんですね。

感染率が高いと予測された歯科衛生士も実はものすごい少数です。

これは我々の業界ではすでに予測されていたのですが、従来のインフルエンザや昨今のSARSにおいても、歯科医院で感染した現状はほとんどありませんでした。

常に感染予防対策をしている医療従事者や診療所は実は低リスクだともいえます。
さらに日々の仕事の中でトレーニングされているので、かなり私生活における予防も徹底しているという現状があります。

ではなぜサラリーマンが多いのか。

おそらく通勤だと思われます。

ほとんどの会社員の方はは公共交通機関を利用しており、当然バスや地下鉄はアルコール消毒や、まして次亜塩素酸で全面消毒などしません。

新型コロナは接触感染がものすごい多いというデータがあります。

感染率の高い所以はおそらくここだと思われます。

メディアの情報もすべてが正しいわけではありません。医療従事者に対する偏見を煽るような報道もたくさんあります。

常に正しい知識をもって、決してパニックにならないことが重要です。

人類がウイルスに打ち勝つ日は必ずきます。

頑張りましょう!




新型コロナに関する口腔衛生の意義


NHK放送 あさイチ で放送された、元国立感染研究所 花田先生の映像です

口腔内を綺麗に清掃しておくことは、新型コロナウィルス感染症において生死を分ける重要なファクターである可能性があります。

知り合いの内科医の先生よりお聞きしたのですが、今回の新型コロナウィルス感染症でお亡くなりなる方の最期は肺炎で”溺れるように苦しんでお亡くなりになる”とお聞きいたしました。
花田先生がおっしゃっている口腔内常在菌により肺炎のダブルアタックが発症していない方は治癒方向に向かい、
ダブルアタックが発症した方が重症化しているのではないかと思います。

歯科医院は、平常時においてもとてもシビアに感染症対策をしております。

今、歯科医師や衛生士・歯科助手・技工士はこれらを発症させないために、危険を顧みず国民のために、より一層の万全の感染防止対策を施し診療を継続させる努力をしております。

重症化したくなければ、しっかりと口腔内の清掃管理をしっかりと行うことはとても重要性だと思います。
ご不安な点などある場合は、まずは電話などでも構いませんのでお近くの歯科医院へご相談してください。


歯科医院の感染リスクの実際③


The New England Journal of Medicineに掲載された興味深い論文です。

NHKスペシャルでおなじみだと思いますが、飛沫をレーザー光で可視化したものです。

・発語で飛沫が飛ぶ

・声が大きいと飛沫の数が増える

・言葉によって飛沫の数が違う

・マスクで飛沫の発生を抑制できる

です。

飛沫の量的評価しかしておらず、この飛沫で感染が起きるか否かは調べていないことに注意して下さい。

日本語にはないth音で最も飛沫が発生した点は興味深いです。

マスク(この実験では濡らしたタオル)で飛沫の発生を抑制できたので、布マスクでも飛沫を撒き散らさない効果はあると思われます。

会話時の飛沫で感染するか否かはこの研究からわかりませんが、リスクを減らすためとスタッフの安心のために受付にスクリーンを設置する意義はあると思います。

当院の受付にもスクリーンを設置していますが、患者様とスタッフの安全のためとご理解ください。


少しわかりづらいですが、このようにアクリル板で遮断をしています。


歯科医院の感染リスクの実際②

一連のマスコミの報道など、インターネットでたくさんの情報も溢れている中、患者様より沢山のお問い合わせをいただいております。

ここでは僕の分かりうる範囲での、論文ベース上の現時点での真実を少しずつアップしていければと思っています。


そもそも、日本の歯科医療において『緊急を要する治療以外の自粛を要請する』と厚生労働省から通達があった根拠はこれです。

これはアメリカ歯科医師会のガイダンスになります。

日本は基本的にはアメリカの方針を模倣することが多いのですが、アメリカの歯科医師会はCDC(アメリカ疾病予防センター)のエビデンスをもとに早急にこのガイダンスをつくりました。

実際はロックダウンを早々にして、緊急を要する歯科治療以外はするなと言われても、歯科の場合は痛みや腫れがでることが多いので、たくさんのケースが『緊急性を要している』ということになってしまいます。

延期はいいけど、いつまですればいいのか?

ほっといて現状が悪くなれば、さらに感染のリスクも高まり、治療も長引きます。

なので実際のところは治療をせざるを得ないのが、現実です。

先日の投稿でも書かせてもらったように、実際は感染予防をかなり高いレベルでやっているので、今のところは歯科医院での重大なクラスターは抑えこめているともいえます。

もちろん今後はわかりませんが。

その中で、ではどのレベルで治療を行えばリスクが低くなるのか。

このガイダンスを紐解いてみましょう。


これが日本語に訳して一部抜粋したものです。

エアロゾルがでる治療をおこなわなければならない場合の装備について書かれています。

マスクをして、アイガードをして滅菌消毒をしてと、まぁ日常でおこなっていることが書かれているわけですが、その中で大きくキーポイントとなるのが『N95マスク』という言葉です。

これを装着するかしないかで、大きく感染のリスクがかわってきます。


通常歯科で使う『サージカルマスク』ではコロナウイルスの感染は防げません。

ということが書かれています。

もちろん感染というのは、エアロゾルの場合は患者様から医療従事者に対してであり、患者様自身は自分のエアロゾルを浴びるだけなので、あまりそこは気にしなくてもいいですが、医療従事者が交叉感染するのが問題です。

勘違いしてはいけないのが、『サージカルマスクで患者様を診てはいけない』というわけではありません。

エアロゾルの発生しない処置であれば、通常のサージカルマスクでも可能です。


テレビや報道で匿名の歯科衛生士さんが
Twitterで投稿しておりましたが、マスクだけでアイガードもせずに診療を行えばリスクはそれは上がります。

正しい知識と、厳密な感染対策のもとでのみ、『緊急を要する歯科治療を行なってもリスクは高くはない』 ということです。

もちろん当院もスタッフ全員が N95マスクを着用し、アイガード、サージカルキャップは標準装備として臨床を行なっています。

過剰になるのではなく、正しい知識と情報が必要です。

『急を要する歯科治療』の線引きもハッキリしていません。

『痛くない歯は痛くなるまで放置』

『歯周病の歯もメインテナンスせずに抜けるまで放置』

新型コロナ感染症のリスクは全身疾患の有無によって跳ね上がります。

『不要不急の外出』の解釈も難しいですが、全身の健康と免疫力を下げないようにすることも非常に重要です。

1日でも早くの収束を願います。


歯科医院の感染リスクの実際


【The Workers Who Face the Greatest Coronavirus Risk】
By Lazaro GamioMarch 15, 2020

最近よく取り上げられる3月15日にニューヨーク・タイムズに掲載されたこのグラフ、「コロナウイルスに直面している職業」というタイトルと相まって、かなり誤解を招くグラフだと感じています。

このグラフ、「歯科医療従事者は感染リスクが高い!これは新発見!」というように扱われていますが、「X軸は人との距離」、「Y軸は病気への暴露」で構成されていますので、右上に位置する職業は、単に「病人と距離が近い職業」というだけです。

「医療従事者が病人と距離が近い職業」だと言うことは、新発見どころか、医療従事者にとっても、一般の方にとっても周知の事実です。

「感染リスクが高い職業相関表」のように扱われていますが、「無防備、無対策の場合、感染リスクが高い職業相関表」に過ぎません。

このグラフに意味を持たせるとすれば、「どの程度、感染対策を行なっているか」というZ軸が必要になります。私達、医療従事者は、職場で清潔な白衣に着替え、正しく手指洗浄を行い、ディスポーザブルのマスクとグローブを装着し、さらにアルコール消毒を行なって診療しています。また、清潔域と不潔域を理解し、触れてもいい場所と触れてはならない場所を無意識レベルで区別しています。

「どの程度、感染対策を行なっているか」というZ軸があれば、歯科医療従事者は「病人と距離が近い職業であるが、日常的に感染対策を行なっている職業」というカテゴリーに入るわけです。

このグラフの左下に位置する「病人と距離が遠い職業」の方であっても、Z軸が「全く感染対策を行なっていない」とすれば、そちらの方が、感染リスクが高い職業ということになります。

読者に危機感を持ってもらうことは重要だと思いますが、新聞は「正確な根拠と分析」の上に報道しなくてはならないと思います。

ニューヨーク・タイムズには、このグラフに「どの程度、感染対策を行なっているか」というZ軸を加えて、再度記事にしてもらいたいところです。

このグラフを見て、不安に駆られた患者様の誤解が解消さればと思い投稿しました。

ウイルスの感染予防には免疫力と、全身的な合併症をいかに起こさないかということがキーとなります。

口腔内の最低限の環境を維持できなければ、免疫力や糖尿病の悪化などさまざまな弊害も起きてしまいます。

厳しい現状ではありますが、頑張って乗り越えていきましょう!


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