歯科医院の感染リスクの実際③
The New England Journal of Medicineに掲載された興味深い論文です。
NHKスペシャルでおなじみだと思いますが、飛沫をレーザー光で可視化したものです。
・発語で飛沫が飛ぶ
・声が大きいと飛沫の数が増える
・言葉によって飛沫の数が違う
・マスクで飛沫の発生を抑制できる
です。
飛沫の量的評価しかしておらず、この飛沫で感染が起きるか否かは調べていないことに注意して下さい。
日本語にはないth音で最も飛沫が発生した点は興味深いです。
マスク(この実験では濡らしたタオル)で飛沫の発生を抑制できたので、布マスクでも飛沫を撒き散らさない効果はあると思われます。
会話時の飛沫で感染するか否かはこの研究からわかりませんが、リスクを減らすためとスタッフの安心のために受付にスクリーンを設置する意義はあると思います。
当院の受付にもスクリーンを設置していますが、患者様とスタッフの安全のためとご理解ください。
少しわかりづらいですが、このようにアクリル板で遮断をしています。