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歯周病が治らない原因5選!口臭・ぐらつきに悩むあなたへ。治療方法を徹底解説

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監修:歯科医師 安藤壮吾



「毎日歯磨きをしているのに歯茎が腫れる」
「口臭が強くなってきた気がする」

そんな悩みを抱える方は少なくありません。歯科医院に通っても良くならず、「もう治らないのでは…」と感じてしまう人もいるでしょう。

しかし、安心してください。歯周病は正しい原因にアプローチすれば改善できる病気です。
この記事では、歯周病が「治らない」と感じる根本的な5つの原因と、忙しい人でも実践できる効果的なケア・治療法を、専門家の視点でわかりやすく解説します。


なぜ「歯周病が治らない」と感じるのか?5つの原因

歯周病は、細菌感染だけでなく、生活習慣や噛み合わせ、体調など複数の要因が関係する慢性炎症性疾患です。
「歯科に通院しているのに治らない」と感じる場合、次のような原因が考えられます。

ブラッシングが正しくできていない

歯周病治療の基本は、歯垢(プラーク)の除去です。
しかし、歯磨きはしているものの実際には磨き残しが多く、「磨いているつもり」になってしまっていることがよくあります。
歯垢は、長時間(48時間ほど)口の中にあることで唾液の成分と結合し、石のように硬い歯石へと変化します。歯石になると、ご自宅での歯磨きでは落とすことができず、歯科医院にて専用器具によるお掃除(スケーリング)が必要です。

毎日歯磨きしていても改善されない場合は、歯磨きの仕方の見直しをするようにしましょう。

生活習慣の改善が不十分

いくら歯科で治療しても、生活習慣に問題があると歯周病はなかなか改善されません。

たとえば、喫煙は歯茎の血流が悪化し、治癒が遅くなります。また、ストレスや睡眠不足は免疫を低下させるため、歯周病による炎症の長期化に繋がるおそれがあります。

歯周病を治すには、禁煙・十分な睡眠・栄養バランスの良い食事といった、全身の健康管理も欠かせません。

歯ぎしり・食いしばりによる負担

実は、無意識のうちに歯ぎしりや食いしばりをする癖がある人はとても多いです。歯ぎしりや食いしばりは、歯や骨に過剰な力がかかり、歯周病による炎症を悪化させます。

「治療をしてもすぐ再発する」「特定の歯だけがぐらつく」といった症状がある場合は、歯ぎしりや食いしばりの有無、噛み合わせや力のかかり方をチェックすることをお勧めいたします。

必要に応じてマウスピース治療などを行い、歯への負荷を軽減させましょう。

治療が根本的な原因に届いていない

「毎回クリーニングだけで終わる」「炎症が落ち着いてもすぐ再発する」といった場合は、原因に対して治療が適切ではなく、治療内容の見直しや、もう一歩踏み込んだ処置が必要かもしれません。

保険診療の範囲では、炎症を一時的に抑えることはできても、細菌バランスや体質、生活習慣など、根本的な原因にアプローチできないケースもあります。

精密な検査(細菌検査・CT撮影など)を行って原因を特定し、それに合わせた治療を行うことが大切です。

全身の病気が関係している

歯周病は口の中だけの病気ではありません。
特に、糖尿病は歯周病と相互に悪影響を及ぼす関係の深い疾患です。血糖コントロールが悪いと歯周病の治りが遅くなります。

また、歯周病の炎症が全身に影響を与え、動脈硬化や心疾患のリスクを高めることもわかっています。

歯周病を治すには、全身の健康管理と連携が必要なのです。

歯周病を放置するリスク

歯周病は自覚症状がほとんどない「静かに進行する病気」です。痛みが出る頃には、すでに歯を支える骨が溶け始めるほど進んでしまっています
その状態を放置すると、次のようなリスクが生じます。

  • 歯がぐらつき、最終的には抜歯が必要になる
  • 噛みにくくなり、食事の楽しみが失われる
  • 口臭が強くなり、人とのコミュニケーションに消極的になる
  • 炎症が全身に広がり、糖尿病・心疾患などのリスクを高める

歯周病の進行によって一度失われてしまった骨は自然には戻らないため、早期の対応が何より重要です。

歯周病改善の3ステップ

Step 1:専門的な治療を受ける

まずは、歯科医院にて精密検査を行いましょう。そして、お口の中の状態に合わせた処置(スケーリング・SRP)が必要です。
重度の場合は外科的治療や骨再生療法を行うこともあります。
最初にプロの手で「歯の汚れをゼロにする」ことを行い、治療後は、再発を防ぐために定期的なメンテナンスを続けましょう。

Step 2:セルフケアを正しく行う

歯ブラシの毛先を歯茎の境目に45度に当て、細かく振動させる
歯間ブラシやデンタルフロスなどの補助ツール併用して、歯と歯の間も清掃する
自分の歯並びに合ったブラッシング方法を歯科衛生士に聞く

「磨いている」ではなく「磨けている」状態を目指すことが、歯周病の再発・悪化防止のカギです。

また、歯磨きは毎食後行なうことが理想的ですが、忙しくてなかなか歯磨きの時間が取れない方は、一日一回でもかまいません。特に就寝前だけはしっかり磨くようにしましょう。

Step 3:生活習慣を整える

  • 禁煙し、睡眠を十分にとる
  • よく噛んで食事をとり、唾液を増やす
  • ストレスをためず、体の免疫力を高める

全身の健康を整えることが、歯茎の治りを早める最良のサポートになります。

後悔しない歯科医院の選び方

「忙しくて通院できない」
「何度治療しても再発する」
そんな方は、次の3つを満たす歯科医院を選ぶことを検討してみましょう。

  1. 歯周病治療に詳しい歯科医が在籍している
  2. 細菌検査やCTなど、原因を特定するための精密検査を行っている
  3. 歯科衛生士によるブラッシング指導が徹底されている

歯周病治療には、ご自身のケアと歯科院でのプロフェッショナルケアの両方が必要です。
中には、担当歯科衛生士制を採用している歯科医院もあります。毎回同じ衛生士が担当することで、お口のわずかな変化に気づきやすくなり、効率的な指導が受けられます。
あなたに合った歯科医院を見つけることが、最短の改善ルートになります。

歯周病は対処次第で改善可能

歯周病は、一度進行すると完治が難しい病気ですが、炎症を抑えて健康な状態を維持することは十分に可能です。
早めに正しい治療とセルフケアを始めれば、歯を残せる確率は格段に高まります。
まずは歯科医院で相談や検査を行い、自分の状態を知ることから始めましょう。

当院には歯周病でお悩みの患者様が多く来院されています。
「今さら遅いかも」と思わず、症状にお悩みの方はいつでもお気軽にご相談ください。

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