当院の感染予防対策について
感染予防に関する当院の感染対策と患者様へのお願い
いつも、なみき通り歯科にご来院いただき誠にありがとうございます。
なみき通り歯科では、新型コロナウイルス感染予防に関して、厚生労働省、日本歯科医師会、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)、ADA(アメリカ歯科医師会)、国内外の最新の論文や学会発表等より最新情報を収集するよう努めております。
患者様へのお願い
患者様には以下の対応を徹底していただきますよう、お願いいたします。
■ 新型コロナウイルス感染症が疑われる方
次の症状がある方はいったん治療をキャンセルしていただき、名古屋市(名古屋市にお住まいの方)または愛知県のお住まいの地域の保健所に設置されている「帰国者・接触者相談センター」にご相談ください。
・ 風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている
・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(咳、呼吸苦)がある
・14日以内に新型コロナウイルス感染症の流行地域から帰国した
・新型コロナウイルス感染症の方および感染症検査を行なっている方と濃厚な接触があった
※微熱や軽度な咳の場合でも万が一の感染を考慮し、当院の判断によりご予約の延期等をお願いしております。
●参考
愛知県内の主な相談窓口
https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/soudan.html
上記に加えて、以下の事項に該当する方におかれましても、治療およびメインテナンス予約の延期を検討させていただく場合がございます。来院前にお電話にてご相談ください。
①37.0度以上の発熱や咳症状および倦怠感のある方
②現在同居する方に発熱などの症状がある方、自宅隔離を要請されている方
③身内や勤務先などでコロナウイルス陽性患者が出ておられる方
④過去14日以内に海外から帰国された方との濃厚接触がある方
⑤過去14日以内に感染者が急増している都道府県へ出かけたことがある方
⑥過去14日以内に50人以上が集まる集会やイベントに参加された方
⑦過去14日以内より嗅覚、味覚異常が出てきた方
■ 上記にはあてはまらない方(通常の方)
当院では徹底した感染管理体制と、十分な空間を確保した安全な診療体制を整えています。来院時には、マスク着用や人混みは避けるなど、感染管理に十分に配慮してください 。
現在は、以下のような診療体制で診療を行なっております。
1)1日あたりの来院患者数の制限(感染予防のため)
2)ご予約のない方・マスクを着用いただけない方・感染症状がある方の入室規制
3)分散しての来院
4)一部診療の自粛(詳しくは担当医がご相談させていただきます)
5)75歳以上の後期高齢者に該当する方で不安のある方への診療制限
6)コントロールされていない基礎疾患(糖尿病など)をお持ちの方への診療制限
*必要に応じて、患者様へ予約の延期等のご連絡をさせていただいております。
患者様には大変ご不便・ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解ご協力の程よろしくお願いいたします。
お口の中の細菌を除去する処置(クリーニング、むし歯治療、歯周病治療、根管治療など)や予防処置(検査、歯磨き・舌磨き指導など)はもちろん、その他必要性の高い治療や、専門性が高い処置も行なっております。
以上は患者様および当院スタッフの安全のため、そして医療崩壊を防ぐために現時点で考えうる最善の体制です。今後につきましては、厚生労働省、日本歯科医師会、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)、ADA(アメリカ歯科医師会)、国内外の最新の論文、学会発表等の状態によって変更となる可能性がございます。
来院前に、当院ホームページのブログ等にて最新のお知らせをご確認いただければ幸いです。
●ブログはこちら
https://namiki-dental.jp/blog/
来院される全ての方へのお願い
当院へご来院される方は、以下の感染予防対策へのご協力をお願いいたします。
□手洗い・手指消毒
ご来院される全ての患者様に、入室時に手洗い・手指消毒をお願いしております。スタッフがご案内いたしますので、ご協力お願いいたします。
□検温
全ての患者様に、非接触型体温計による体温測定をお願いしております。
当院の自動ドアは検温システムと連動しております。顔認証による非接触型の検温器で体温を測定し、手指消毒をお済ませいただきますと自動ドアが開く仕組みとなっております。
院内の環境をクリーンに保つための取り組みとして、医院の入り口にて上記のシステムを採用しております。
□マスク着用
ご来院の際はマスクをご着用ください。特に、待合室にてお待ちの際はマスクを着用いただきますようお願いいたします。
□治療前のうがい
治療前に1.5%過酸化水素水を用いたうがい(口腔内消毒)もお願いしております。
□咳エチケット
治療中は、お口を開けて治療を受けていただきます。
万が一くしゃみや、咳き込んでしまう場合はティッシュやハンカチ、上着の内側や袖で口元や鼻を覆う「咳エチケット」にご協力ください。
□スタッフのマスクおよび医療用ゴーグル着用
患者様を感染リスクから守るためには、スタッフの感染予防も重要です。そのため当院の全ての医療スタッフが感染予防対策を実施しています。治療等の説明時もマスクを着用しての対応をさせていただいております。大切なお話をする際にマスクを着用することは不本意ではありますが、患者様とスタッフの安全を最優先とさせていただいております。
目からの感染も報告されているため、アメリカ歯科医師会の推奨基準にもとづき治療時はN95マスクとゴーグルやフェイスシールドの装着を併用しています。
●参考
ADA(アメリカ歯科医師会)マスクおよびフェイスシールドガイドライン
当院の院内感染予防への取り組み
なみき通り歯科は、治療・予防においても、感染対策においても、最善を尽くしています 。当院ではこれまで、治療や予防においても妥協することなく、最善を追求してまいりました。
現在、歯科の病気(むし歯、歯周病、歯の根の病気など)はほとんどが細菌による感染症です。そのため当院では、細菌の居場所を極限まで少なくする精密な治療を行なってきています。
さらに、むし歯や歯周病にならないための「予防」にも力を入れております。「メディカルトリートメントモデル」といわれる極めて予防効果の高い診療スタイルを導入し、様々なリスク検査や生活習慣の指導などを実施することを通して、お口の中の細菌を最小化するよう努めてきております。
このように、日々の診療における品質の向上とともに、新型コロナウイルスに限らずあらゆる感染症への対策として、スタッフへの教育や医療機器の導入まで総合的な体制を整備しております。
■世界で最も厳格なクラスB滅菌器
国内の一般的な歯科医院で用いられている滅菌器は”クラスN滅菌器”とよばれ、滅菌が不十分な場合があります。
当院では、良好な治療結果ができるかぎり長持ちするよう以前から感染対策にも力を入れており、世界で最も厳格とされる欧州の滅菌基準を満たした滅菌器(クラスB滅菌器)を導入し、確実な滅菌を行なっています。クラスB滅菌器は国内では義務付けられておらず、また、一般的なクラスN滅菌器に比べて費用も5〜10倍かかるため普及が進んでいないのが現状です。
■全自動医療用洗浄機(熱水洗浄・消毒器)
感染対策の理想を追求するためには、クラスB滅菌器だけでは不十分です。器具を滅菌する前の洗浄が確実に行われていないと、滅菌効果を最大限まで高めることができないのです。そこで、導入しているのが「ミーレジェットウォッシャー」です。
どんな高性能の滅菌器を用いても、滅菌前に確実に器具の洗浄が行われてないと滅菌効果が低下します。 そこで当院では、医療器具専用洗浄機ドイツ製ミーレジェットウォッシャーによる確実な全自動熱水洗浄・消毒システムを採用しております。新型コロナウイルスよりも強い感染症に対しても有効な基準です。
同社のジェットウォッシャーは、消毒・滅菌の世界基準「ISO15883」に規定された「90度5分間」という条件をクリアしている、治療で使用した器具の洗浄、すすぎ、消毒、乾燥を自動的に行う熱水消毒器です。新型コロナウイルスはもちろん、さらに強いB型肝炎ウイルスなど耐熱性病原体も不活性化するAo値3000以上という基準で熱水消毒が行われます。
■タービン(歯を削る器具)の自動洗浄・高性能滅菌器
以前より、タービン(歯を削る器具)の滅菌管理が問題視されています。その内部構造が複雑なため、従来の滅菌器だけでは完全に滅菌できない点が指摘されていました。当然、新型コロナウイルス対策においても滅菌は必須です。
当院では以前より、タービン(歯を削る器具)を内部まで滅菌できるDACユニバーサルを導入しています。一般的なオートクレーブ滅菌器が器具の「表面」を滅菌するのに対して、DACユニバーサルは器具の「内部」まで洗浄・滅菌を行うことができることが最大の特徴です。つまり、手洗いが困難な内部構造の隅々まで滅菌を行うことができるのです。
なみき通り歯科では、患者様一人ひとりに滅菌済みのタービンを使用しています。
■口腔外バキュームの使用
歯科医院においては、口腔外バキューム(吸引装置)が感染対策に有効であると報告されております(日本歯科医学会連合)。当院では、3台の口腔外バキュームを以前より使用しております。
■患者様ごとの使い捨て・滅菌パック
以前より、医療用グローブ、紙コップ、エプロン等の滅菌が難しいものについては使い捨て製品を使用し、患者様ごとに使い捨てています。根管治療やむし歯治療に用いる器具・機材は患者様毎に完全滅菌して使用しております。
■密閉・密集・密接を防ぐ完全個室の診療室
新型コロナウイルスに限らず、感染症対策には、人と人の距離の確保と人口密度の低い広い空間の確保が欠かせません。なみき通り歯科では、設計段階から全室個室とすることで、感染管理を確実に実施できる診療体制です。
歯科医療は本来、しっかりとした感染管理を行なっていれば患者様が感染する可能性は極めて軽微です。しかし、術者の場合は新型コロナウイルス感染のリスクがゼロではありません。術者が感染すると歯科医療崩壊を招きかねません。以下、なみき通り歯科の新型コロナウイルス感染予防対策を記載いたします。ご理解の程よろしくお願いします。
■バリアフィルムを使った接触感染対策
なみき通り歯科では、接触感染対策の一環として、診療の際にスタッフが触れる部分に「バリアフィルム」と呼ばれるテープを巻いて使用しています。
テープは使い捨てで、患者様ごとに新しいものに交換して使用しております。
■ ラバーダム(ゴムシート)を用いた治療
ラバーダムはエアロゾル対策としても効果的であるとADA(アメリカ歯科医師会)のガイダンスに記載されています(処置の内容によって使用できない場合もございます。あらかじめご了承ください)。当院では従来から特に根管治療等においてラバーダムを使用しております。
■要時生成型二酸化塩素水溶液(MA-T)による院内消毒の徹底
診療後の診察台やチェア、コンピューターなどの周辺機器等はもとより、ドアノブや取っ手、待合室ソファ、お手洗い等についても毎日複数回消毒しています。
■院内の換気・要時生成型二酸化塩素水溶液(MA-T)による噴霧
新鮮な空気が室内に取り入れられるような換気管理をこまめに行なっています。
受付においては、要時生成型二酸化塩素水溶液(MA-T)を用いた加湿噴霧器を設置しています。
■受付カウンターへのアクリル板の設置
会話時の飛沫による感染リスクを最小化するため、受付カウンターにアクリル板のスクリーンを設置いたしました。
また、当院ではバーコード読み取り式の自動精算機を導入しております。待ち時間も少なく、タッチパネルに触れることなく精算をしていただくことが可能です。
患者様とスタッフの安全のためご理解の程お願いいたします。
■院内スタッフの毎日の検温および手指消毒
朝の出勤時に、スタッフ全員の検温を実施しています。また、こまめに手指消毒も実施しています。
■待合室における雑誌、新聞、ウォーターサーバー等の撤去
皆様にはご不便をおかけしますが、ウイルス付着リスクのある物品等は極力撤去いたしました。
■スタッフの交代制勤務と体調管理
診療室内の人口密度の低下と万が一のリスクを考慮し、スタッフの勤務人数を調整しています。事態の収束までにはまだ時間がかかるという前提のもと、スタッフの体調管理を徹底させるために交代制にて勤務しております。
通院をいったん休止される患者様へのお願い
休止期間中に症状が悪化しないよう、また、口腔内を衛生的に保っていただくために以下をおすすめしております。
①歯磨き、歯間ブラシ、フロスなどによるホームケアを継続しましょう。
②規則正しい生活とバランスのよい食事を心がけましょう。
③十分な睡眠をとりましょう。
④重症化防止のため禁煙に努めましょう
⑤ストレスが増加しています。食いしばりや歯ぎしりのある方はマウスピースを忘れずに装着しましょう。
⑥休止前には次回のご予約をお取りください(自粛期間が空けると予約が集中する可能性があります)。
当院からのメッセージ
なみき通り歯科では、厚生労働省、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)、ADA(アメリカ歯科医師会)などの指針を参考にしながら、考えうる最善の感染対策を実施し、診療を行なっております。
アメリカ歯科医師会の指針には、開業医が(休業せずに)緊急を要する診療を行うことによって、歯の痛みを訴える患者様が救急病院や各病院の救急外来に行くことによる医療崩壊を避ける、という意義を明示しています。
なみき通り歯科だけでなく、全国の多くの歯科医院も懸命に感染対策や医療物資不足、経営危機などによる歯科医療崩壊の危機を食い止めようと尽力しております。ご理解ご協力の程、何卒よろしくお願いします。